悔しさ乗り越え再出発=五輪代表逃した湯本−スキー・ジャンプ
バンクーバー五輪代表入りを逃したノルディックスキー・ジャンプの湯本史寿(25)=東京美装=が、4年後の次回ソチ五輪へ向け新たなスタートを切った。今季のワールドカップ(W杯)で不振が続いたが、1月の国内大会では五輪代表の5人を上回って優勝。柔和な笑顔が久々に戻った。
1月23日に札幌大倉山で行われたTVh杯で、130メートル越えの飛躍を連発して快勝。日本チームで好調の葛西紀明(土屋ホーム)や伊東大貴(雪印)を向こうに回し、「あの2人に勝てるとは」と驚きを交えて喜んだ。
昨季はW杯初優勝に2度目の世界選手権代表入りと、順調なシーズンを送った。だが、初の五輪代表を目指し、メンタルトレーニングにも意欲的に取り組んだ今季は、夏の好調を冬につなげられなかった。
「雪の上に入った時から技術が崩れた」と日本代表のユリアンティラ・ヘッドコーチ。踏み切り台に十分力を伝えられず、代表争いの正念場でも「何をどうしていいか分からない」と頭を抱えた。W杯の予選突破さえままならない状態で、代表漏れの現実を突きつけられた。
落胆を経ての再出発。「悔しさはもうない。自分の中で処理できている」と表情は明るい。4年後の大舞台を前に、残るシーズンのW杯と来年の世界選手権が当面の目標。五輪代表メンバーを横目に、雪辱を期した戦いが始まっている。
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