バンクーバー五輪、開幕へ秒読み
【バンクーバー=若水浩、山下昌一】第21回冬季五輪バンクーバー大会は、12日午後6時(日本時間13日午前11時)から、バンクーバー市内の屋内競技場で開会式が行われる。
競技は開会式に先立って同日午前、市街地から120キロ離れた山岳部のウィスラーで開催されるノルディックスキー・ジャンプのノーマルヒル予選でスタートする。今大会には冬季五輪史上最多の82か国・地域が参加する見通しで、17日間の期間中に7競技86種目が行われる。
心配なのは天候だ。暖冬による雪不足が懸念される中、フリースタイルスキーの会場となるサイプレスマウンテンでは11日、夜半までの雨による濃霧がモーグルコースに立ちこめ、男女モーグル(13、14日)の日程が変更される可能性が出てきた。
モーグルは採点競技のため、審判がコース全体を見通せないと実施できないが、11日は一時、ゴール地点からスタート台が見えないほどだった。天気予報では14日ごろまで同様の天候が予想されており、組織委員会は、日程延期に備えて、現地時間の15、16、19日を予備日に設定した。この日、本番会場で練習を行った上村愛子(30)(北野建設)は「延期されたらされたで臨機応変に臨む」と平常心を強調。長野五輪金メダリストの里谷多英(33)(フジテレビ)も「あまり考えていない。やれるだろうと勝手に思っている」と話していた。
高橋大輔(23)(関大大学院)らフィギュアスケートの男子選手は、本番会場となるパシフィック・コロシアムで公式練習に臨み、4回転ジャンプなどに意欲的に取り組んだ。
カナダでは過去2度、1976年のモントリオール夏季五輪、88年のカルガリー冬季五輪を開催しているが、自国開催での金メダルはゼロ。このため地元では、初の金メダル獲得に注目が集まっている。
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