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ロシア国旗と日の丸に「うれしいの一言」

 【バンクーバー=読売取材団】バンクーバー冬季五輪第3日は14日(日本時間15日)、フィギュアスケート・ペアで川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)がショートプログラム(SP)で3位につけた。フリーは15日に行われる。

 このほか、15日にはスピードスケート男子500メートルで長島圭一郎、加藤条治(ともに日本電産サンキョー)らがメダルに挑む。

 ◆国籍変えた例、ほかにも◆

 フィギュアスケート・ペアのSPで、ロシア代表の川口悠子(28)、アレクサンドル・スミルノフ(25)組が3位につけた。観客席でロシア国旗と日の丸が打ち振られると、川口は「うれしいの一言です」と感激していた。

 川口は、ロシア人コーチを追って、2003年にロシア・サンクトペテルブルクに住み始めた。サンクトペテルブルク大学で、北方領土をテーマにロシア語で卒論を書き上げて学位も取得。ここ数年は、ロシアのテレビ局が千葉県の実家に取材に来るなど、ロシア国内でも関心を集めている。

 ペアやアイスダンスでは、2人の国籍が同じでないと五輪に出場できないため、川口のほかにも、例えば、SP2位のアリョーナ・サブチェンコ(26)は、2006年1月にウクライナからドイツに国籍を変えている。2000年に世界ジュニア選手権を制した時のパートナーが引退して相手がいなくなっていたが、ドイツ人男性のロビン・ゾルコビー(30)と出会って成績を伸ばし、現在、世界選手権2連覇中だ。

 SP15位につけているフランス人のヤニック・ボヌール(27)は、インターネットでパートナーを募集。英国籍だったバネッサ・ジェームス(22)とペアを組み、トリノ五輪に続いて連続出場を果たした。ジェームスは米国生まれで、「私は本当に国際人。次はシングルでイタリア代表を目指そうかしら」と冗談を飛ばす。

 米国人の父と日本人の母を持つアイスダンス日本代表のキャシー・リード(22)、クリス・リード(20)姉弟組(木下工務店ク東京)の妹、アリソン(15)はグルジア代表だ。米国でグルジア人のオタル・ジャパリゼ(22)と知り合い、グルジア籍を取得して五輪出場にこぎ着けた。国境を超えた出会いが、五輪出場という夢をかなえている。(若水浩)



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